こんにちは。ガーリー専門デザイナーのまめです。
アパレル販売員からWebデザイナーに転職してから約3年になりました。
3年前は本当にWebデザイナーの具体的な仕事から必要な技術までなにもかも分からない状態からのスタートでした。
今となっては、Webデザイナーになる前にやってて良かったなあっと思うことと、やっておけば良かったと後悔したことがあります。
この記事は、これからWebデザイナーを目指す人が同じような後悔をしないための参考になればいいなと思いで書きます。
目次
やってて良かったこと
- ノートパソコンの購入
- SNSやブログの活用
- チャットツール
- デザインの観察習慣
- 個人名刺
- 大まかな仕事の流れ
ノートパソコンの購入
これは本当に購入して良かったです!
家にパソコンはありましたが、ノートパソコンは持ってませんでした。
スクールに通うためにノートパソコンが必要になって、しかも先生にはMacにした方が良いとおすすめされて結果的にMacBook Proを購入しました。
ですが、当時のわたしは会社も辞めて貯金もほぼない状態で何十万もするパソコンを買うことにかなり抵抗がありました。
もしWebデザイナーになれんかったら?就職したら会社のパソコン使うからそんなに使わんのちゃう?この先生はもしかしたらMacと繋がりがあって紹介料をもらってるのでは?とかいろんな買わない言い訳を考えまくってました。
今となっては先生を疑ってごめんなさい(笑)
あれこれと考えた結果なぜ購入を決断したかというと、一番は疲れたからです(笑)
あれこれと考えたり調べたりしていく内になにが正解かわからんくなって、先生のすすめてくれてるのに乗っかったほうが楽な気がして購入しました。
あとは、実際に使用してる人の声や検索してみるとMacやノートパソコンを買った方が良いという記事はよく見るけど買うな!と言ってる記事は見かけなかったからです。
ちなみに、お金はなかったので両親にお願いして貸してもらいました。
お金をかけただけあって何が何でもWebデザイナーになろう!という気持ちは強くなりました。
スクールに通う以外にもノートパソコンを購入して良かった点は、Webデザインの勉強会やセミナーや交流会などにノートパソコンがあると行くことができることです。
勉強会やセミナーはたいていはパソコン必須なことが多いので、購入してからはよく参加するようになりました。
勉強会やセミナーに参加すると、得られる情報が多いし、参加者の中に自分と同じような人がいると共感できて嬉しかったり安心しました。
勉強会やセミナーに当たり外れはありますが、積極的に参加することをおすすめします♪
SNSやブログの活用
FacebookとTwitterを主に利用してました。
(現在はほぼTwitterだけですが;)
SNSをしてると何が良いかというと、個人的には2つあるかと思ってます。
1つ目は、アウトプットの場として活用できる
2つ目は、何をやってる人かアピールできる
勉強してインプットばかりするよりも外に発信するアウトプットをするほうがより深い理解へと繋がります。
実際にやってみると実感できるのですが、学習したことを伝わるように文章化しようと思うと意外と考えるんですよね。
なんとなくで理解していたことだとうまく説明できないのでさらに調べたりしなくちゃいけなくなるので、結果的により深い理解に繋がるんですよね。
ということから、SNSでアウトプットするようにしてました。
別にSNSじゃなくリアルやnoteやブログや何でも良いのですが、一番気楽に投稿しやすかったのでわたしはTwitterを特に利用してました。
もう一つの何をやってる人かアピールできるというのは、別に目立つためとかではないです。
どちらかというと、就職するときに採用担当の人とかが履歴書以外でどんな人柄なのかを見るのに意外とSNSやブログもチェックしてるそうです。
自分が仕事を頼む立場になって考えてみると、できればやり取りがスムーズだったり、考えが近かったり、人としてちゃんとしてる人の方が良いなっと思いました。
でも、履歴書や職務経歴書からはなかなかそういった人柄は読み取れないから採用する決め手となるどんな人なのかを知れる何かがあると良いなと思います。
採用担当者にアピールするようにアカウントを作れとは思いませんが、勉強垢的な感じで学習したことをアウトプットしてるだけでも「この人は勉強熱心だ。ちゃんと自分の意見を言えるんだな。こういう考えでデザインしてるのか」など知ってもらえるんじゃないかなと思います。
余談ですが、会社的にはSNSのフォロワー数が多ければ広報的活動ができると思ってもらえて採用してもらえることもあるとか。
信頼や信用は技術力よりもこういった小さな積み重ねが大事なんかなって思いました。
チャットツール
Web業界でよく使用されるチャットツールは、ChatWork、Slack、LINE WORKSなどなどです。
Web業界だけではないかもですが。
わたしが働いて来た会社ではChatWorkかSlackが使われてました。
クライアント先とのミーティングでSkypeを利用してることもありましたが、今はZOOMがほとんどでしょうね。
わたしは、もともとアパレル販売員だったのでまずチャットツールてなにかわからなかったし、利用する場面もわかりませんでした。
主には社内でのやり取りや、データの転送やチームごとでのやり取りなど仕事を円滑にするために使用してました。
会社に入る前にスクールでチャットの使い方というか、チャットツールを使ってやり取りすることになっていたので会社に入ってからもスムーズにやり取りすることができました。
使い方を知らないとレスポンスが遅くなってしまったり、教えてもらうのに時間を取らせてしまったりするので、ChatWorkとSlackがどんなものなのか利用しておくと良いと思います。
デザインの観察習慣
勉強のためにPinterestやWebサイトのまとめサイトなどを利用してデザインの貯金をよくしてました。
移動中の電車の中でもつり革広告や扉に貼られてる広告などもよく見るようにしてました。
はじめのうちは、なんで良いデザインなのかわからなかったので模写したり良いと思う理由を考えたりしてました。
だんだんとそれが習慣化されてくると、移動中に目にしたデザインを脳内でPhotoshopを立ち上げて模写できるようになったり、ここを揃えてるからバランスが良いのかとかって脳内分析をできるようになりました。
これは今でも、ぼーっと暇なときに外でよくしてます。
基本的に勉強は好きな方ではないのですが、習慣化されると苦じゃなくなくなるので良いですよ(^^)
個人名刺
初めて個人名刺を作ったのは職業訓練校で習ったときです。
デザイン的にめちゃくちゃ良いとは言えるものではありませんが、今でもけっこう気に入っています。
コンセプトはお年玉とかのポチ袋みたいな感じでもらうとちょっと幸せになれれば良いなっと思って作りました。
まあ、そんなことは置いといて、個人名刺を作って置くとセミナーや交流会に行ったときに渡せるし話のきっかけになります。
就職活動の面接でも渡すと話の種になるし、そこからもデザインの話やアピールが自然とできるのでデザイナーは特に作ることをおすすめします。
はじめは、わたしなんかがいっちょ前に名刺なんてフリーランスでもないのにまだ早いんじゃないかなって思って作ってませんでした。
勉強会に参加したときに当たり前のようにフリーランスじゃない人も個人名刺を持っててびっくりしました。
しかも、名刺からの情報で話が自然と繋がったりしました。
コミュ障なわたしは、名刺も持ってないのでほぼ聞く専門になり自分の話もうまくできなかったです。
きっとあの勉強会でわたしのことを覚えている人は皆無だろうと思います。
でも、名刺があればなんかの拍子にそういえばあの人デザインできる人やったなと思いだしてもらえて、お仕事に繋がることも稀にあるかもしれないので、早い内に名刺は作っておくことをおすすめします。
最初は渾身のできじゃなくてもいいし、紙質とかも一番安いのでも良いと思います。
それからまたアップデートしていけば良いと思います。
とりあえず、作って持っておく方が大事!
大まかな仕事の流れ
スクールでWebサイトができるまでの大まかな流れを教えてもらいました。
作業的にめちゃくちゃ細分化して役割分担すると、、、
デザイナーはWebサイトの表面上のデザインをして完了。
コーダーはデザインを基にブラウザ上で見れるようにして完了。
Webデザイナーの役割としてはざっくりと説明するとここまでで終わりです。
ですが、本当はまずデザイナーがデザインする前にWebサイトが欲しいお客さんがいてヒアリングするディレクターがいます。
そこからディレクターがお客さんの要望や目的などをまとめてワイヤーフレームと呼ばれる骨組みを作ります。
で、デザイナーに共有してデザインをすすめていく。
デザインができたらコーダーに共有する。そのときに静的な部分や動的な部分も細かく伝える。
で、コーダーはコーディングする。でも、予約システムなどのプログラムが必要なものがあればプログラマーに作ってもらう。(このへんはデザイン段階あたりできっと作りだすかな)
こんな感じでWebサイトが公開されるまでにいろんな人が携わって、いろんな工程があります。
自分の役割だけ知っていれば良いわけではありません。
コーディングやプログラミングができなくてもある程度の工程やどんなことをしたり時間がかかるかは大まかな流れを知っておくとよりスムーズに進められます。
システムの構築などはどれくらいの時間がかかるかは全然わからなかったので、会社に入ってから聞いてみたりしました。
できて当たり前のように仕事振られるよりも少しでも気遣ったりできると気持ちよく仕事ができる気がします。
やらなくて後悔したこと
- ショートカットの習得
- 制作物のアウトプット
- クラウドソーシングに応募
- 制作物の厳しいフィードバック
- 人脈作り
ショートカットの習得
これはめちゃくちゃ後悔した!!!!
コピペとか保存とか一つ戻るとかくらいは覚えてたけど、PhotoshopやIllustratorのショートカットはほとんど覚えてませんでした。
覚えてなくても問題なくできるしそこまで不便だと感じてなかったんですよね。
会社入ってからもそこまで困ることもなかったんです。できるし。
なにが問題かというと時間なんですよね。ショートカット使えるかだけで速さが全然違う!!
転職で入ったからよけいにツールの使い方とかを教えてもらうことなんてなかったんですよね。
バナー頼まれたらなんのツール使おうと完成できればよかったので。
でもある日、先輩がわたしのうしろを通りかかったときに「まだそれやってんの?こんなの5秒っしょ〜」って言ってキーボードでなにかしてあっという間に終わりました。
ほんと衝撃でした。先輩になにをしたんか聞いたらショートカットを使ったりPhotoshopのアクションを使ったり同じことの繰り返しをめっちゃ早くやっただけみたいな返答がかえってきてはじめてショートカットの重要さに気づきました。
ショートカットはひとつひとつは1秒とかほんの少しの差しかないかもしれないけど、使い続けると圧倒的な差に繋がるのです。
特にはじめのうちはデザインするのにめちゃくちゃ時間がかかるし技術力もめちゃくちゃあるわけじゃないから、とにかく速さをあげてデザインを考える時間に回せるように必死に覚えました。
覚えて慣れるのにも時間がかかったのでWebデザイナーになる前にちゃんと覚えておけばよかったと思いました。
制作物のアウトプット
上でSNSでアウトプットしていたんじゃないかと思われるかもしれませんが、学習したことのアウトプットはちゃんとしてました。
ただ、制作物のアウトプットはほとんどできていませんでした。
単純に恥ずかしかったんです。
Twitterだと仮名だし相手は知らん人なんやからと理解はしてたのですが、作ったものをダサいとかダメだとかって非難されるかもしれないと思うと怖いという思いもありました。
ですが、模写でもオリジナルでもなんでも作ったものをアウトプットできる人は、どんどんデザイン力が上がっていく人が多かったし、仕事を獲得していくのを見て羨ましくて妬ましくてたまりませんでした(笑)
今でもあんまり得意ではありません。
でも、あのときに頑張れていればもっと成長できていただろうなと思います。
クラウドソーシング
はじめはガンガン応募すべし!!
うまくいけばお金がもらえるし、腕試しにもなるし、実績になります。
架空のデザインをするのと違って本当の依頼をこなすことができるしとても貴重な場です。
わたしは、他の人のデザインを見て怖気づいたり、やってみてうまくできなかったら応募するのを辞めたりしてしまっていました。
今思うと、実際の仕事でコンペで他社のデザインのが良いから辞退したり、投げ出したりするなんてありえません。
当時のわたしはとても怠惰で甘ちゃんだったのだと後悔してます。
制作物の厳しめのフィードバックをもらう
スクールや職業訓練校では、ある程度のデザインでOKを出してもらえました。
学習する期間があるし、とにかく一通りやりきらないといけないのでそうなるのかと思います。
先生にフィードバックをもらって完了して褒めてもらえて「わーい!嬉しい!終わったー」って軽く喜んでその時作ったものはもうそのままにしていました。
会社に入ってから思い知ったのですが、会社に入るとフィードバックしてくれる人なんていないんですよね。
そして、自分の実力が思った以上に低いことも思い知りました。
わたしはどちらかというと学習スピードは早い方でしたが、質はそこまで高くはなかったです。
当時は一通りWebサイトもデザインもコーディングもできるから良いだろうと思っていたので質をそこまで気にしていなかったです。
そのため、会社に入ってから作って出したら先輩から鬼のような修正や先輩が手直ししてくれたりして、「あ、自分のデザインってここまで通用できるレベルじゃなかってんなあー」とショックを受けました。
今思うと、フィードバックしてくれる人がいる間にもっといろいろと聞いておけば良かったと思いました。
先に先に進む学習方法は間違っていなかったと思うけど、フィードバックで合格をもらってからさらに「会社に入っても通用するクオリティなのか?」「実際に起用されるデザインなのか?」などプロから見てどのくらいのレベルなのか厳しめのフィードバックももらっておけば良かったと思います。
厳しい意見やダメ出しを聞くのは怖いし嫌になるけど、勉強中の間はむしろ失敗しても良い環境なのでいろんなこと聞きまくることをオススメします。
人脈作り
ここでいう人脈づくりは、リアルでもオンラインでもどちらでも良いと思います。
とにかく自分がどんなことをしていて、どんなことをしたいのかなどいろんな人に知ってもらっていろんな繋がりを作って人脈を広げておくと仕事に繋がったり、仕事仲間になったり、何かしらの繋がりができたりします。
わたしは、リアルでもオンラインでも発信することはできても自分から絡みにいくのが苦手でうまく繋がりを持つことができませんでした。
なので今でも繋がりがある方はとっても感謝してます!!
特に仕事は人からの紹介が多いので、よく人と会っていたりオンラインでも繋がりがあったり頻度が高い人ほどよく仕事を獲得しているイメージが高いです。
コミュ力おばけになりたい(´・ω・`)
まとめ
長くなってしまいましたが、最後にまとめると
- ノートパソコンの購入
- SNSやブログの活用
- チャットツール
- デザインの観察習慣
- 個人名刺
- 大まかな仕事の流れ
- ショートカットの習得
- 制作物のアウトプット
- クラウドソーシングに応募
- 制作物の厳しいフィードバック
- 人脈作り
良ければ参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます(^^)